エアコンの掃除は業者に依頼する事により、
内部までしっかり綺麗になります。
しかし、依頼先である業者の選び方を間違えてしまうと
価格が相場よりも高額になってしまう可能性があります。
今回の記事では業者選びのポイントや
エアコン掃除に適した時期などを記載しました。
ぜひ、参考にしてみてください。
●繁忙期は夏と冬
エアコンは夏に冷房機能を使い、
冬には暖房機能を使います。
そのため、エアコンが家庭で稼動し始める6月頃、
12月頃から徐々に業者は忙しくなるでしょう。
エアコンの稼動時期以外にも、
引っ越しシーズンとなる3月も繁忙期に入ります。
新居に引っ越す前に、
前の住居をきれいにするためのクリーニングで需要があるためです。
●安く依頼したいなら春か秋がおすすめ
繁忙期を避けて依頼すれば、
エアコンクリーニングを安く済ませることができます。
繁忙期以外、つまり春か秋がおすすめのシーズンです。
繁忙期より価格設定が抑えられています。
クリーニング業者の多くは、
春や秋の閑散期に割引キャンペーンを開催していることが多いです。
繁忙期だけに予約が集まらないようにするのが目的で、
うまく利用すれば大幅な節約が可能になるでしょう。
●閑散期は予約が取りやすい点もメリット
予約が取りやすいことも閑散期の良いところです。
繁忙期に入ってからクリーニングを予約しようとしても
予約がいっぱいで何週間も先の依頼になる、
というケースもあります。
冷房・暖房をすぐにでも使用したいとき、
何週間も耐えるのは大変です。
そうならないためにも、
繁忙期に入る前に予約しておきましょう。
「クリーニングの予約が取れないから、諦めてエアコンを稼働させよう」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、長い間エアコンを使っていないとカビが繁殖している可能性があります。
衛生的な観点からも、クリーニング前にエアコンを稼働させるのはおすすめできません。
実際にプロの業者にエアコンクリーニングを依頼したとして、
価格はどのくらいになるのでしょうか?
おおよその相場と、
エアコンの種類によってどういった
価格の違いがあるかを解説します。
●1台あたり10,000~20,000円が相場
業者やエアコンの種類によって価格は変動しますが、
一般的な家庭にある壁掛け式エアコンの場合、10,000円~20,000円が相場です。
10,000円以下で済む業者もありますが、
最低でも6,000~7,000円ほどは見ておくべきでしょう。
一般家庭ではあまり見かけませんが、
店舗や事務所にあるような天井埋め込み式、
天井吊り下げ式のエアコンの費用相場は20,000~40,000円です。
●お掃除機能付きのエアコンは費用が高い
エアコンの中には、
お掃除機能が付いているエアコンもあります。
通常のエアコンと比べて
お掃除機能付きエアコンは
作業時間が1時間ほど長く、
クリーニング費用が高くなります。
価格は15,000円前後に設定している業者が多いようです。
また、エアコン本体だけでなく、
室外機の洗浄も依頼した場合はさらに
オプション料金で5,000円ほどかかることもあります。
●内部まで安全に掃除できる
家庭のエアコンを自分できれいにする場合、
スプレーを使用した掃除が一般的です。
エアコンの表面やフィルター部分は、
スプレーである程度きれいになりますが、
エアコン内部まできれいにはできません。
エアコンは内部の構造が複雑な家電です。
部品を外したり、専用の洗浄機を使ったりする必要があります。
知識や技術がない一般人が分解をすると、エアコンが故障してしまうことが多いです。
反面、技術や知識、専用道具を持っているプロであれば、
安心してエアコン内部の掃除を任せられます。
下手に一般人が手を出すと、
エアコンの故障だけでなく火災、
漏電の危険性もあるため、
エアコンクリーニングはプロに任せましょう。
●エアコンクリーニングの手順
プロが実際にエアコンをクリーニングする時は、しっかりした手順を踏んで行います。
1.エアコンを分解する |
2.専用のカバーを使って養生を行う |
3.洗剤を用いての高圧洗浄をする |
4.ブラッシングで細かい汚れを取る |
5.高圧水ですすぐ |
6.外側のパネル部分を拭く |
7.カビが繁殖しないように、しっかり乾燥する |
8.問題が無いか、エアコンを作動させて確認する |
自分でクリーニングする場合と比較すると、
内部までしっかりきれいにできる点、
特殊な専門道具を利用する点がプロとの違いだと分かるでしょう。
エアコンのクリーニングは決して安い金額ではありません。
閑散期に依頼すること以外に、
出費を抑えるコツをいくつか紹介しましょう。
●複数台割引を使える業者を選ぶ
2台以上エアコンがある場合は、
複数台のエアコンを一度に依頼することで、
複数台割引を適用してくれる業者を選ぶとよいでしょう。
割引の目安は1台につき1,000円ほどが一般的で、
依頼台数が多いほどお得になっていきます。
部屋の数が多く、
何台ものエアコンが家の中にある場合は、
複数台割引に注目して業者を探してみてくださいね。
●クリーニングの頻度を下げる使い方をする
エアコンは、
冷房運転をした後に結露ができ、
カビが繁殖しやすくなります。
カビの繁殖を抑えることができれば、
クリーニングの頻度を落とせるので
結果的に依頼回数を減らせて節約になるのです。
カビの繁殖を抑えるために、
冷房運転をした後に送風機能を使うことが大切です。
これにより結露が発生しにくくなり、
カビの繁殖を減らせるでしょう。
また、部屋をこまめに換気することも
カビの繁殖を防ぐ手段として有効です。
他にもフィルターを定期的に掃除したり、
冷房運転していない時も送風機能を使ったりすることで、
カビが発生しにくくなります。
出費を抑えたい場合、
大手ではなく個人で営業している
クリーニング業者に依頼するのも一つの手です。
大手は世間に広く知られており、
研修体制もしっかりしているところが多い一方、
広告費がかかっているため低価格になりにくいのが現状です。
個人の業者であれば、広告費がかからない分、
低価格でサービスを提供することができます。
閑散期であれば、そこからさらに価格交渉も望めるかもしれません。
個人のクリーニング業者は、
技術力や保証のクオリティにばらつきがあります。
依頼前にホームページを見て、
安心して作業を任せられるかどうかチェックしておくのが大事です。
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大手の企業から個人で依頼を受けている場所まで、
エアコンクリーニング業者は幅広く存在します。
その中から優良な業者をどう選べば良いか、解説を見ていきましょう。
●見積もりは明確で疑問点がないか
きちんとした業者であれば、
契約前にしっかり見積もりを出してくれます。
出してもらった見積もりを見て、
疑問点がないか確認しておくのが大事です。
一見問題なさそうな場合でも、
相場より高い料金になっていないか、
不要なオプションが付けられていないかをチェックしましょう。
オプションの中には作業範囲の拡大や消臭・抗菌といったものもありますが、
そのオプションを付けることで具体的にどういった効果があるのか、
不明点は契約前に遠慮なく聞いておくことで、後々のトラブルを減らせます。
また、最低料金だけを記載している業者にも注意しましょう。
最低料金はあくまでも最低値で設定されています。
後に最低値よりも上乗せされた料金を請求される場合があるので、
明確な料金価格で払いたい、という方は最低料金が設定されている
業者は避けるようにしましょう。
●専門技術を持ち実績があるか
エアコンは構造が複雑な家電のため、
分解作業には専門の知識と技術が必要です。
ホームページに実績が掲載されていることが多いため、
ホームページをチェックしたり、
口コミで検索してみたりするとよいでしょう。
技術や実績が不確かな業者に依頼して、
クリーニング後に故障してしまった場合、
余計な出費がかかるリスクもあります。
業者選びは慎重に決めましょう。
●いざというとき保険に加入していると安心
基本的にほとんどのクリーニング業者が賠償責任保険に入っていると考えてよいです。
しかし、中には保険に加入していない業者もいます。
後で余計な費用を払わずに済むよう、
保険に加入しているかどうかを確認しましょう。
公式ホームページを持つ業者であれば、
大抵はホームページに記載されています。
保険の内容も併せてチェックしておくとより安心です。
エアコンのクリーニングは、
繁忙期である夏・冬を避けて依頼することで予算を抑えられます。
特に閑散期である春・秋はおすすめの季節です。
業者を選ぶ時は見積もりを複数取って料金やサービスを比較し、
相場よりも安くサービスがしっかりしているところを選ぶと、
お得にクリーニングしてもらえるケースもあります。
他にも複数台での依頼や割引キャンペーンを使うといった方法でも費用を抑えられるため、
シチュエーションに応じて安くエアコンクリーニングを依頼しましょう。