お風呂の扉や角にあるゴムパッキンの「カビ」に悩まされている人は多いでしょう。
入浴中に黒カビを見つけたときの不快で残念な気持ち、せっかくのリラックスタイムが台無しです。
カビが繁殖してしまう条件
①20~30℃くらいの温度で保たれている場所
②湿気がこもりやすく、高湿度である
③石鹸カスや皮脂汚れといった餌がある
お風呂は、これらの条件を満たしているため、カビにとっては快適な環境です。
発生したカビをずっと放置すると、悪臭を放ったりアレルギーを引き起こしたり、気分的にも衛生的にも良くありません。
そこで今回は、お風呂のゴムパッキンについたカビの落とし方や、カビ取り剤の使い方のポイントを、ご紹介します。
お風呂のゴムパッキンに発生した、カビを何とかしたいと思っている人は、是非チャレンジしてみてください。
カビを取り除く方法
お風呂のパッキン内部にまで入り込んだカビは、こすったくらいではなかなか取れません。
また、パッキンを硬いブラシなどで強くこするのも良くありません。
頑固なカビを落とそうと、つい力が入ってしまう気持ちは分かりますが、パッキンを強くこすって傷がついてしまうと、その傷に水分が入り込みパッキンが乾燥しずらくなる恐れがあります。
なので、パッキンのカビ取りは、塩素系漂白剤(カビキラーなどのカビ取り剤)で殺菌しつつ、柔らかい歯ブラシを使って、パッキンを傷つけないように優しくカビを取り除きましょう。
《塩素系漂白剤を使ったカビ取り方法》
カビを取るには、塩素系漂白剤(カビキラーなどのカビ取り剤)を浸したキッチンペーパーやティッシュを使った「湿布法」が、おすすめです。
湿布法
①パッキンのカビに漂白剤(スプレータイプ)をかけます。
②カビ取り剤をかけたところに、キッチンペーパーを覆いかぶせます。
③覆いかぶせたキッチンペーパーの上から、さらに漂白剤をスプレーします。
④10分ほど放置したら、キッチンペーパーを少しめくって、カビが取れているか確認してみましょう。
カビが取れていなかったらキッチンペーパーを戻して、20分ほど放置します。
⑤カビが取れていたら、キッチンペーパーを外して、しっかり洗い流します。
30分ほど時間をかけても取れない場合は、日を分けて再度やってみましょう。
一度にやるより、何度かやってみることでカビが取れる場合があります。
【ジェルタイプ】
カビ取り剤は「スプレータイプ」のほかに、「ジェルタイプ」もあります。
「湿布法」がやりにくい溝や角、スプレー液が垂れてくる天井などの高い場所には、ジェルタイプのカビ取り剤を使うのがオススメです。
やり方
①カビ部分にカビ取り剤のジェルを塗り付ける。
②15~30分ほど放置する。
③しっかり拭き取るor洗い流す。
カビの場所、範囲にあわせて「スプレータイプ」と「ジェルタイプ」のカビ取り剤を使い分けてみましょう。
《塩素系漂白剤の注意点》
塩素系漂白剤(カビキラーなどのカビ取り剤)には強い殺菌力と、名前の通り漂白力があります。
カビを退治するのに、とても役立つ塩素系漂白剤ですが、使用するときには注意が必要です。
①塩素系漂白剤は単体で使用してください。
酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので、他の洗剤とは絶対に混ぜないでください。
②使用するときは、しっかり換気できる環境で使用する。
③使う場所の素材によっては変色、劣化する恐れがある。
◆詳しくはこちらのリンクで◆
カビ取り剤を使うときの注意点(外部リンク)
カビが取れない場合
カビ取り剤を使って掃除してみたけど、カビが取れないケースがあります。
その原因は、カビ取り剤の使い方が少し悪いのかもしれません。
カビ取り剤を使うときのコツや、注意点などを下記でご紹介しますので確認してみてください。
《水分が多い》
浴室内のカビ取りをする場合によくある失敗は、”水分が多いところにカビ取り剤をスプレーしてしまっている”です。
カビを取る前に、水垢などの汚れを先に洗い流そうとシャワーなどで濡らしてしまった場合など。
その後、水分を十分に取らずに、カビ取り剤をスプレーしてしまうと成分が水分で薄まり、カビ取り剤の力が弱まってしまいます。
ジェルタイプのカビ取り剤も同じで、水分の多いところではカビ取り剤の効果が薄まります。
カビ取り剤を使用するときは、カビ部分の”水分をしっかり拭き取って”から使用してください。
《カビの色素が残る》
ゴムパッキンについたカビは、カビ取り剤で殺菌できていても、”カビの色素が残ってしまう”場合があります。
これは、カビの色素がパッキン内部に深くまで入り、カビ取り剤の漂白効果が行き届かずにカビの色が残ってしまっている状態です。
今回、紹介したカビ取り方法を複数回やってみることで、カビの色も取り切れる場合がありますが、何度かやってみて取れないときは諦める、もしくはパッキンを交換するしかありません。
まとめ
ゴムパッキンのカビは放置すると根深く張ってしまい、キレイに取り切るのが困難になります。
「もう交換するしか方法がない・・・」という状態にならないよう見つけたら、早めに掃除することをオススメします。
カビ取り剤の注意事項をよく守って、効果的にカビを取りましょう。
忙しくてなかなかカビ取り掃除ができないという人は、ハウスクリーニングに依頼してみてはどうでしょうか?
カビ取り剤は他の洗剤と混ざると危険なので、カビ取り掃除と浴室の掃除を一緒にやるのは、あまりオススメできません。
洗剤やカビ取り剤を拭き残したり、しっかり洗い流せなかったりしたときに、不意に混ざり合ってしまう事故もあります。
プロなら、そういう危険もないですし、なにより自分でやらなくていいので楽です。
カビにお困りの方、掃除が面倒という方は是非一度、検討してみてください。
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