持ち家を手放すことになった、実家が空き家になってしまった……。
急なことでお掃除やお片付けについて困る方も多いかと思います。
今回は空き家になってしまったお家の片づけ方、掃除方法をご紹介したいと思います。
目次
・空き家の放置はNG!!どうして片付けなければいけないの?
・空き家の処分、補助金は使える?
・まず何からすればいい?空き家のお片付け!
・空き家の片付け、業者に依頼するメリット・デメリットは?
・まとめ
空き家の放置はNG!!どうして片付けなければならないの?
空き家になったお家、放置してはいけないの?と思われる方もおられるかもしれません。
確かにもう住むことのない物件ですし、片付けたり処分したりする必要性がない気もします。
しかし、
実はそれ、NGなんです。
どうして空き家を放置してはいけないのか、解説していきます。
理由は大きく分けて2つあります。
①放置した空き家が犯罪に使われてしまうリスクがある
空き家を放置しているとそこを中心に犯罪が起こりやすくなります。
具体的に言うと、空き巣や放火などの犯罪です。
また、不法投棄・不法占拠をされてしまうこともあります。
人の出入りが少ないというところに目をつけられると、犯罪に巻き込まれるリスクが高くなってしまうのです。
②空き家を片付けなかったために特定空き家に指定されてしまう
特定空き家という言葉、なかなか聞き慣れない単語だと思われる方もいるでしょう。
特定空き家とは、
・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
になっている空き家のことをいいます。
実は特定空き家を放置していると、行政から指導や勧告が入る場合があるのです。
行政から指導が入ると50万以下の過料を支払わなくてはなりません。
また指導や勧告が入らないまでも、空き家の固定資産税が増えてしまいます。
こうした問題を防ぐため、空き家の処分や片付けは絶対に必要なんです。
【関連リンク】
特定空家とは|日本空家対策協議会 (kuutaikyo.or.jp)(外部リンク)
ゴミ屋敷から引っ越したい!その時に手続きはどうしたら良いの?徹底解説!
空き家の処分、補助金は使える?
空き家を片付ける場合、費用面が心配になる方も多いでしょう。
そんな時には補助金が使える場合があります。
ただ自治体ごとに使える補助金は異なりますので、お住まいの地域ではどうなっているか確認するようにしましょう。
また空き家に関する助成金は自治体の予算の中で行われるため、補助申請が予算に達した時点で締め切られてしまいます。
期間や要件に注意しながら申請しましょう。
【関連リンク】
全国補助金一覧|空き家の補助金・助成金の都道府県別リスト (akiya-takumi.com) (外部リンク)
まず何からすればいい?空き家のお片付け!
①スケジュール調整
まず、空き家の片付けに取り掛かる日程を決めましょう。
手伝ってくれる方がいる場合はスケジュールを合わせることが必要です。
業者に依頼する場合は日取りによって料金が変化することがあります。
見積もり時に確認し、スケジュール調整の参考にしましょう。
②害虫駆除
片付けの途中に害虫に遭遇する……、考えたくもないことです。
あらかじめ、バルサンやアースレッドなど霧噴霧方式の殺虫剤で害虫を駆除しておくといいでしょう。
人体やペットには有害ですので、家を空けられる日に計画的に行ってください。
③必要なものと不要なものを分ける
必要なものと不要なものを仕分けしましょう。
資産価値のあるもの、高値で買い取ってもらえそうなものなどは捨てずに取っておくのがおすすめです。
自分ひとりで仕分けるのが難しい場合は、親族等に手伝ってもらうのも一つの方法です。
④不要なものを処分する
不要なものを回収・買取してもらいましょう。
自治体で処分できそうなものは、指定のごみ袋に入れ普段のごみ捨てのように処分しましょう。
大きさがあるものは回収してもらうか買い取ってもらうと後の作業が楽になります。
⑤部屋を掃除する
最後に荷物がなくなった部屋を掃除します。
解体工事をする場合、原則掃除は必要ありません。
空き家を引き続き利用する場合は不動産会社と相談の上、必要な清掃をおこなうようにしましょう。
掃除については別のページで詳しくご紹介していますので、関連リンクからぜひご覧ください。
【関連リンク】
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空き家の片付け、業者に依頼するメリット・デメリットは?
自分では空き家の片付けをするのは難しい、と感じる方は多いと思います。
業者に依頼したいと思ったときに失敗しないよう、片付け業者に依頼するメリット・デメリットについてまとめました。
・メリット
基本的に立ち合いだけで空き家の片付けを済ますことができます。
一軒家の片付け・掃除は時間も労力もかかりますし、どう片付けたらいいのかわからない部分も出てくると思います。
そんな時はプロに任せるのがおすすめです。
できるだけ短時間で家を片付けたい、自分で片付けることが難しい、という場合は片付け業者に依頼することも考えてみましょう。
・デメリット
人件費や不用品処分費用を含め、ある程度の費用がかかります。
業者のホームページには料金例が掲載されていることがほとんどですが、しっかりと見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。
また中には悪質な業者もいるため、相見積もりを取ったり口コミを参考にしたりして見極めることも大切です。
【関連リンク】
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まとめ
今回は空き家の片付けについて解説しました。
所有している物件が空き家になっても放置せず、処分や片付けをして後に残らない状態にすることが必要です。
補助金や清掃業者をうまく利用しながら、空き家を片付けていきましょう。
【大阪エリア対応しています👇👇】