住宅清掃サービス専門の業者が行うハウスクリーニングは、驚くほど効果的なものです。
ただし、ハウスクリーニングを依頼する際には事前にしておくべき準備や確認がいくつかあります。
スムーズに作業に取り掛かってもらうためにも、ハウスクリーニングを依頼する前にしっかりと準備しておきましょう。
今回はそんなハウスクリーニングの依頼前に、必要な準備や確認事項についてご紹介します。
掃除依頼をする場所の確認をしておきましょう!
依頼前の準備として、どこを掃除してほしいのかを事前にチェックしておきましょう。
当日は、最初にスタッフから掃除の対象エリアについて説明があります。
その際に、重点的に清掃してほしいポイントを伝えておくことで、その後の作業に取り掛かる流れがスムーズにいきます。
1人で掃除を行うことが難しいと感じる場所・手が届きにくい場所・たくさん物が乗っていてそれらをすべて移動させないとクリーニングできない場所を中心に行ってもらうと有効です。
ここでおおよその時間配分を考えるため、事前にポイントを絞って伝えることで「一番掃除してほしい場所で清掃時間切れ」になることを防ぐこともできます。
日々の掃除で困っていることの確認
これは必ずというわけではありませんが、もし日頃から部屋の掃除で困っていることがあれば、当日お願いする業者スタッフに質問してみる事も大切です。
ハウスクリーニング業者のスタッフは掃除のプロです。
汚れが落ちにくい場所・掃除しにくい場所の汚れの落とし方や掃除方法など、困っていることを覚えておくと良いでしょう。
日々の掃除で困っていることや質問したいことを書き出してメモしておくのもおすすめです。
掃除の合間に様子を見つつ質問することで、相談にのってくれる業者もありますよ。
また、その際に掃除のアドバイスをもらえる事もあります。
掃除の邪魔にならない程度に積極的に質問してみましょう。
掃除依頼する場所の片づけ
掃除依頼をする場所はある程度片付けておきましょう。
「全部を片付けるのは少し面倒くさい…スタッフが来てから必要に応じて片付ければ良いか」という方も多いのですが、ハウスクリーニングの作業時間を物の片付けに使うということは非常に勿体ないことなのです。
全ての物を押入れや棚に片づける必要はありませんが、ある程度余裕のあるスペースを作るとハウスクリーニングも効率的に行えます。
エアコンクリーニングの際は、脚立を使っての作業になるのでその脚立を置けるスペースを確保しましょう。
また下に危ないものが落ちていないかを確認しながら、ハウスクリーニングの作業を行ってもらう部屋全体に掃除機をかけておくと安心です。
出しっぱなしの状態は基本的にはNG
キッチンクリーニング時にとくに多いのが、キッチンアイテムや調理器具を片付けずにハウスクリーニング業者を呼んでしまうケースです。
常日頃から電子ケトル・水切りトレー・スポンジや洗剤などは片付けずに放置しているという方も多いかと思います。
常に放置の状態であるため、片付けるという意識があまり向かない傾向にあるのです。
ただキッチンクリーニングも依頼している場合は、これらの道具に関しても忘れずにすっきりと片付けておくと良いでしょう。
また、キッチン以外にもリビングやその他の部屋も同様です。
ハウスクリーニング業者に依頼する事は人を家に招くという事です。
「どうせ掃除してもらうのだから、事前に掃除しなくても良い」という考えは改めましょう。
家具・家電もできる限り移動させておく
業者のクリーニングスタッフが作業を進めやすいよう、家具・家電をできる限り移動させてスペースを空けておくと作業に取りかかりやすくなるでしょう。
またハウスクリーニング作業中に誤って物を破損してしまったり、汚してしまったりする可能性もあるため、割れ物や高価な物に関しては掃除の予定が無い場所に移動させておきましょう。
バスルームやトイレに置いている備品も移動させておくことで作業がしやすくなります。
一人では抱えきれないような大きな家具であれば、業者によって手伝ってもらえる場合もありますが、大掛かりなものになると別途料金が発生する可能性があります。
その時は事前に別途料金が発生するかどうかの確認を取っておきましょう。
貴重品管理をきちんと行う
貴重品・金品もできる限り、ハウスクリーニングの作業を行ってもらう部屋には置かないようにしましょう。
ハウスクリーニングの業者の中には作業を行っている最中であっても、途中で外に出かけられるところもあります。
「業者を信頼しているから大丈夫」だと思っていても、万が一の時を考えると完全に安心しきるのも少々危険だと言えます。
そのため、最低限の貴重品管理は必ずきちんとしておくことをおすすめします。
最悪なケースとして、貴重品が盗まれるといった場合もあります。
優良な業者であればきちんとした対応をしてもらえますが、万が一悪質な業者に依頼してしまった場合責任は依頼者になってしまうことがあります。
その為、貴重品や金品は作業依頼の予定が無い部屋へ移すか、自身で肌身離さず常に持っているようにしましょう。
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水道・電気・ガスが使用できる状態か確認しましょう。
ハウスクリーニングを依頼する事前準備の際には、電気・水道・ガスが使用できる状態でないといけません。
電気は明るい中で作業を行うために・水道は洗剤を使用した後の汚れの洗い流し場所として・ガスはお湯を使って汚れを落としやすくするためです。
ガスコンロの掃除後には着火確認を行うため、キッチンまわりの掃除の際、ガスを使用できる状態にしておきましょう。
マンションにお住まいの場合であれば、定期的に行われる断水工事やエレベーター工事の日程がハウスクリーニングの依頼日と被らないように注意が必要です。
また、ハウスクリーニングに必要である電気・水道・ガスが止まっていると、当日作業に取り掛かれないため、引っ越しの際には特に気をつけましょう。
駐車スペースの確保
作業者が駐車できるスペースも確保しておきましょう。
自宅の駐車スペース・来客用の駐車スペースがあれば問題ありませんが、そういったスペースがなかったり路上駐車できなかったりする場合も当然ありますよね。
その場合は、自宅付近のコインパーキングを使用してもらいましょう。
また、一般的にコインパーキング代に関しては依頼者が負担するものとなっています。
その点にも注意しておきましょう。
ハウスクリーニングの準備で気になることについて
ハウスクリーニングの準備で気になることをいくつか記載してみました。
気になる事がないか、下記を参考にしてもう一度確認して見ましょう。
●掃除道具や洗剤はこちらでも準備した方が良い?
「スポンジや中性洗剤などの道具や洗剤もある程度こちらで準備しておいた方が良いの?」と疑問に思われる方も多いのですが、ハウスクリーニングでは掃除道具・洗剤は業者専門のものを使用します。
洗剤に関しては基本的には業務用のものが多いですが、業者オリジナルのものを使っている場合もあります。
汚れの種類や状態に合わせて道具・洗剤を使い分けるため、依頼者側が準備する必要はありません。
●スタッフの方に差し入れはした方が良い?
「スタッフの方にお茶やお菓子を準備して差し入れする方が良いの?」という声もチラホラ耳にします。
しかし、その必要はありません。
ほとんどのハウスクリーニング業者では基本的に、「お茶・水、またお菓子などの差し入れは必要ない」とされていることが多いのです。
ただ「絶対に受け取ってくれない」ということは滅多にないので、感謝の気持ちと共に差し入れとして飲み物などを渡すことで受け取ってもらえるでしょう。
差し入れを渡すタイミングとしては作業前、もしくは作業後に渡すと作業を遮ることもないため喜んでもらうことができます。
おわりに
今回は、ハウスクリーニングを依頼する前に、準備や確認しておくべき内容を記事にしてみました。
日々少しずつ掃除をしているのにも関わらず、溜まっていく汚れにお手上げ状態という方も多いかと思います。
自宅のさまざまな場所を徹底的に掃除するのは、時間がかかると同時に手間もかかりますよね。
ハウスクリーニングなら掃除のプロが一気にそのお悩みを解決してくれるのです。
掃除の手間が省けることで、生まれる時間を大切にしていきたいものです。
一度、ハウスクリーニング業者に自宅の掃除を任せてみませんか?
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