毎日の疲れを癒してくれる入浴はきれいな空間でできることが理想だと思います。
しかし、浴室は使っても使わなくても汚くなっていきます。
掃除をしても汚れが落ちないと、掃除をするのがますます億劫になりがちですよね。
ユニットバスを丸ごとリフォームできれば当然きれいになりますが、
費用が高額になる可能性が高い為、安易に決断できない方が
ほとんどではないでしょうか。
ですが、ユニットバスを交換するよりも安価でお気軽に手入れする方法があります。
その方法が、今回紹介する浴室コーティングです。
浴室コーティングを行うと、見違えるように綺麗になるかもしれません。
今回の記事では、浴室コーティングの特徴や費用等について記載していきます。
ぜひ、参考にしてください。
浴室コーティングとは、浴室を塗料でコーティングすることで、
お風呂を清潔に保つことを言います。
そのコーティング方法は、
プロでさえ区別がしにくい用途が異なる2つの種類が存在します。
ここではその2種類のコーティングを紹介します。
●浴室を再生させるコーティング
再生させるための浴室コーティングとは、
「車の板金塗装のように下地を補正して塗装を施し、
浴室を新品同様に再生させる技術のこと」をさします。
コーティングというと軽い仕上がりを想像しがちで、
その効果を重要視していない方も中にはいるでしょう。
しかし実際にコーティング施工が行われた浴室は、
されていない浴室とは全く違うので驚くかと思います。
その効果の大きさからリフォーム技術としても扱われています。
長年使っていた浴室を新品同様に戻したい、
浴室を丸ごと変えるより安い費用にしたい。
そんな方におすすめのコーティングです!
●浴室を保護するコーティング
保護するための浴室コーティングとは、
「浴室の表面を透明な膜でコーティングし、
カビや汚れをつきにくくして保護すること」
をさします。
浴室は、人の垢や石鹸のかす
カビなどの汚れが多く発生する場所です。
これらは掃除をすることできれいに除去できますが、
掃除の仕方によっては浴室の表面を傷つけてしまうおそれがあり、
また、除去してもしきれていない時があります。
傷が大きくなることによって汚れが溜まりやすくなってしまい、
短い期間で汚れがつきやすくなる原因となります。
それを解決するのがこの「浴室を保護する水回りコーティング」。
浴室にカビや人の垢、石鹸のかすが付着してしまい掃除しても除去が間に合わないと
悩んでいる方におすすめのコーティング方法です!
さきほどお伝えしたように、浴室コーティングは主に2種類に分かれています。
2種類のコーティング方法はそれぞれに適した場面で採用されます。
各特徴をまとめてみました。
●浴室再生コーティングの特徴
浴室再生コーティングは、今ある浴室を再利用する方法です。
また、浴室再生コーティングの特徴から
「浴室塗装」あるいは「再生塗装」とも呼ばれています。
浴室再生コーティングは表面を色つきの染料でコーティングするため、
現在使用している染料よりも明るい色に変更することで
新品だった時よりもきれいになる可能性さえあります。
浴室塗装を行うにあたっては、
下記の状況に該当する方は特に有効で、
費用を抑えてリフォームが行えます。
・洗ってもなかなか落ちない汚れのついた、ヒビ割れがある浴槽
・浴槽が床や壁と一体化しており、入れ替えしか選択肢がない
・現在の浴槽が大きく、同じサイズで入れ替えると費用が掛かる
これらに該当する方は浴室再生コーティングを検討することをおすすめします。
●浴室保護コーティングの特徴
浴室保護コーティングは「防カビコーティング」や
「クリアコーティング」などと呼ばれています。
浴室コーティングを行うことできれいさを長持ちさせることが期待されます。
また、塗料するコーティング材によっても異なる効果が期待されます。
コーティング材の種類と特徴を下記にまとめているのでご覧ください。
・フッ素系樹脂コーティング
浴室保護コーティングで最も
スタンダードなものがフッ素系樹脂です。
全国的に扱っている業者も多く、
値段もリーズナブルです。
しかし、効果の持続時間が短く、平均的に3ヶ月~1年程度といわれています。
・ガラス系コーティング
ガラス系は無機質でできているので、
タイルのようにカビが付着する隙を与えないことが特徴です。
ただし、ガラスでできているので水垢はついてしまいます。
さらに費用もほかのコーティングに比べて高額になるので、
その点には注意しておいた方が良いですね。
・その他樹脂系コーティング
フッ素とは違う、別の樹脂を用いたコーティングです。
シリコンなどを利用したコーティングもあり、
フッ素よりも樹脂が硬く傷がついにくいものがあります。
しかし、そのコーティング材や業者の腕によってクオリティが変化するので、
きれいさを長持ちさせる効果の持続時間はそれぞれ異なっています。
再生コーティングと
保護コーティングは大きく3つに分けて
比較することができます。
1つ目
「コーティングの色を変えられるか」です。
再生コーティングの場合は可能ですが、保護コーティングの場合は不可能です。
2つ目
「コーティング後に汚れがつきにくくなるかどうか」です。
再生コーティングの場合はコ-ティング前と変化はありませんが、
保護コーティングの場合は汚れがつきにくくなります。
3つ目
最後に、「ヒビ割れや落ちない汚れを解消できるか」です。
再生コーティングは落とせますが、
保護コーティングでは特に変化は生じないといわれています。
これら3つが再生コーティングの違いです。
2種類を簡単に見分けるコツは「コーティングの色が変えられるかどうか」です。
色が変えられるのならば再生、
変えられないのであれば保護と判断して間違いないでしょう。
浴室コーティングには2種類の
特徴があることをお分かりいただけたかと思います。
次は費用相場と掛かる日数についてお話します。
●浴室再生コーティングの費用相場
浴室再生コーティングでの費用相場はおおよそ以下の通りになります。
浴槽のみ | 10万円前後 |
浴室全体 | 10~20万円台 |
所要時間 | 二日間ほど |
浴室保護コーティングの費用相場
浴室保護コーティングでの相場費用は以下の通りです。
浴槽のみ | 2~3万円ほど |
浴室全体 | 3~6万ほど |
所要時間 | 一日以内 |
※相場費用なので業者によって、
あるいは塗布する素材によって
実際依頼した業者とは異なる可能性もあります。
事前に見積りを確認するようにしましょう。
浴室コーティング施工後は清潔を保つためにも、
最低2~3日に一度程度は通常通りの日常清掃を行ってください。
とくにコーティング施工後は柔らかいスポンジでなで洗いすることがよいといわれています。
金属たわしや硬いブラシを使用すると浴室が傷つき、
コーティングの効果を損なうことになるので気をつけましょう。
浴室コーティングは2種類あり、
それぞれ異なった効果を発揮することがお分かりいただけたかと思います。
プロでさえコーティングの見分けが難しいので、
見分ける際にはこの記事を参考に判断してみてください。
また、浴室以外の水回りコーティングも存在しているので、
水垢や頑固な汚れ・カビの除去を依頼したいという方はぜひ、
ハウスクリーニングへ依頼を
検討してみてください♪