エアコンをフル稼働させる夏の前にプロの業者に頼んで
きれいに洗浄してもらい、クリーニングしてもらったはいいけれど、
使ってみるとぬるい風しか出てこず
「あれ?」と不思議に思った方もいると思います。
エアコンクリーニングをしたのになんで?となりますが、
その多くはクリーニングのときに原因があったりします。
業者にクリーニングを頼んだのに壊される可能性なんてあるのか、
と言いますと実はあるんですね。
最近では大手以外の個人業者も多く、安く頼めるのがメリットではありますが
あまり専門的な知識を持っていないのにクリーニングを行う業者もいるのです。
また、わざとのつもりはなくても、ほんのちょっとした手違いでエアコンが
作動しないといったケースもあります。
エアコンのクリーニングは意外と高額で少し手が出しにくい…
そんな方に、エアコンクリーニングが無駄にならない為のポイントを紹介します♪
エアコンクリーニングはこまめに頼んだ方がいいのかと思いきや、
よほど黒カビなどが発生してひどいことになっていなければ
クリーニングの推奨は2年ごとと言われています。
汚れがひどくないのに適当な業者に頼んでしまうと
壊される可能性の方が高いので、注意をする必要があります。
●掃除を頼みたい場合は黒カビの発生時
こまめにフィルターや内部を
除菌スプレーでお手入れしていても湿気がこもった時期などは
エアコン内部に黒カビが発生してしまうことがあります。
この黒カビは
人体にアレルギーなどを起こす可能性がある悪い物質です。
また掃除をする際は
エアコンのかなり奥で繁殖している可能性があり、
素人の手では届かない場所にいることがあるのです。
この場合はエアコンの分解をしなければ
綺麗に除去は難しい…
そして分解は素人にはあまりオススメできる作業ではありません。
そんな極限状態の時に頼みたいのが
業者によるエアコンクリーニングというものなんですね。
簡単な汚れならスプレーやフィルターの掃除、
エアコン内部に黒カビが発生していないならば、
お手入れは自分で簡単にやった方がコストも安くて済みます。
お手入れの基本はフィルターの清掃です。
掃除機で付着したホコリを吸い取り、フィルターが水洗いできるものであれば
水洗いしてしっかり乾燥をさせます。
内部を掃除する場合はエアコン洗浄スプレーを使うのが簡単でオススメです。
エアコン内部にスプレーをしてしばらく放置しましょう。
その後で乾燥をさせれば除菌もできてカビの原因を取り除くことも
できるというわけですね。
●安い業者は壊される可能性も高い
エアコンクリーニングをしたいけど他は高いから安い所しか依頼できないからと言って、
安いだけの業者に頼んでしまうと余計なトラブルに巻き込まれる可能性が高いと言えます。
例としては、エアコンを壊されたり部品を破損されたりという感じですね。
また、あまり汚れがないのにクリーニングをするのは
掃除をする回数分だけ壊れる確率が高くなるということです。
黒カビがびっしり生えているわけでもない場合は
掃除を控えるのもエアコンの故障を防ぐコツになります。
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エアコンクリーニングをして効き目バッチリと思いきや、
たまにクリーニングをしても全然涼しくならない場合もあります。
そんな時は業者さんの落ち度の可能性もあるのです。
●エアコン内の部品の付け忘れ
エアコン内部を洗浄する際には中のパーツを外して行います。
クリーニング後に冷えない場合はそのパーツを戻し忘れた可能性もあります。
外に何も置いていなくても、実は中の方で外したものが
ぶらさがっていたというケースもあるので、
部品の付け忘れには業者をお願いした側も
注意をしておかないといけませんね。
●洗浄の液体をかけてはいけないところにかけた
内部の洗浄の際、壁や床、さらに濡れてはいけない部分を
ガードするため、ビニールや布をかけて作業を行います。
洗浄には薬剤を使うことが多いですがクリーニング後に動作しない場合は
この洗浄剤をかけてはいけない場所にかかってしまったという可能性もあります。
エアコンのクリーニングに慣れていない業者や悪質な業者はこういう場合もあるので
HPに実績が載っていない業者は十分に注意しましょう。
●汚れを奥に押し込んだだけ
適当(悪質)な業者の場合、手前に見える汚れをブラシ等を使って
見えない位置に押し込んだという可能性もあります。
業者がクリーニングをする際は分解をして作業をしているかどうか、
じっくり観察をしてみるといいですね。
●室外機に原因がある場合も
エアコンは室内にあるものが全てではなく、
外に設置された室外機も使って
部屋の中を冷やすことができます。
この室外機の前に何か物が置かれていたり、
直射日光を浴びて高温になっている場合は
室内の冷やす機能が衰えている場合もあります。
その為、酷暑の日や日が当たりやすい場合は室外機に
カバーをかけてみるのも良いでしょう。
●もしもエアコンが冷えなくなったらどうすれば良いか
もしエアコンクリーニング後に突然冷えなくなったら、まずは依頼した業者に連絡を取りましょう。
三日以内、長くても一週間以内の期間であれば保証を受けられる可能性があります。
しかし、その保証期間にも関わらず相手が責任転嫁をした場合や、まともな
対応をしない場合は消費生活センターなどに相談するようにしましょう。
せっかくエアコンのクリーニングをしたのに
冷えなくなっている…なんて事態は起こしたくないですよね。
汚れがひどくない場合、自分でやるお手入れは
フィルターを洗浄したり、エアコン洗浄スプレーを使って
除菌をするだけでOKです。
適当な業者に頼んでしまうとエアコンを壊されたり、部品を付け忘れたりされてしまう事がままあります。
エアコンクリーニングは決して安い物ではありません。
妥協せずに違和感を覚えたらその違和感を大切にして、納得のいく業者に依頼をするようにしましょう!