エアコンクリーニングを行った人の中には、「クリーニングをしたのにすぐエアコンから臭いがする…」
というような悩みを持った方もいるかと思います。
せっかく安くない金額を払ってもすぐに臭くなると気分も悪くなったり、
何より業者が手抜きをしたんじゃ…?と不信感を抱いてしまいますよね。
今回の記事は、「エアコンクリーニングをしたのになぜ臭くなるのか?
原因や対処法はなんなのか?」この2点について記載していきます。
また、すぐにできる対処法としては、エアコンクリーンング後は
窓を開け16℃設定で1時間ほど運転させると臭いが軽減します。
エアコンクリーニングをやってもらった後にエアコンから臭いがする…。
その原因は以下の3つが考えられます。
●ドレンパンが掃除されていない
酸っぱいような臭いドブのような臭いの原因はカビです。
熱交換器から出る水を受ける役割を持つ「ドレンパン」は、
カビが発生しやすいのに掃除してもらえないことがあります。
エアコンの構造上、掃除しにくく、時間がかかるからです。
依頼前にドレンパンの洗浄が可能かどうか確認し、
ドレンパンのパーツまで分解して掃除してくれる事業者を選びましょう。
また、分解してドレンパンを掃除しても、洗剤が不足していたり、
浸け置き時間が短いなどで汚れが落ちきっていない場合もあります。
●エアコン内部の水分が残っている
雑巾のような臭いがする場合は、エアコン内部に水分と汚れが残っており、雑菌が繁殖しているサインです。
3年以上エアコン掃除をしていない場合、1回のエアコンクリーニングでは
汚れが落としきれない可能性があります。
特に風通しが良くない部屋、湿度が高い部屋、ペットが居る、
タバコを吸う部屋は、エアコンの汚れが溜まりやすいです。
●部屋の臭い
エアコンは部屋の空気を吸い込み、熱交換器で冷やした(暖めた)風を
部屋に送り出し、空気を循環させます。
そのため、ペットの糞尿やタバコの臭いなどが原因で部屋の臭いが循環され、
エアコンから臭いが送られている可能性があります。
ペットを飼っている方やタバコを吸っている方は、部屋をこまめに換気して、消臭にも気を使いましょう。
エアコン掃除をして臭くなった場合でも、応急処置をすれば少し臭いが取れることがあります。
「ものは試し」と再依頼する前にやってみましょう。
●設定温度16℃で1〜2時間ほど冷房運転をする
エアコンの温度を16℃と低く設定することで、エアコン内部に付着した臭いが結露水に溶け込みます。
臭いを含んだ結露水は、洗い流されるので、窓を開けて1〜2時間ほど運転させると、臭いが軽減されます。
エアコンに防カビ用内部乾燥機能がある場合は、その機能を使いましょう。
応急処置で一時的に臭いがなくなっても、次の日などすぐに再発した場合は
改めてエアコンクリーニングすることをおすすめします。
エアコンクリーニングをしても臭かった場合、払い戻しできる?
エアコンクリーニングを事業者に依頼しクリーニング後にエアコンが臭くなった場合
「事業者にクリーニング代を払い戻して欲しい」と思う人も多いと思います。
払い戻しよりも再クリーニング対応の事業者が多いですが、中には返金を保証している事業者もいます。
事前にそういった記載がHPにないか、もしくは担当者の方に直接確認を取りましょう。
同じ事業者にもう一度作業してもらう
払い戻しをしてくれる業者は数少ないですが、再度クリーニングをしてくれる業者は多いです。
この場合、保証期間であれば無料で作業してくれる業者がほとんどですが、
1日でも保証期間から過ぎてしまえば対応してもらえない場合もあるのでその点には気を付けましょう。
(なお、業者によっては再度作業はするが無料ではない場合もあるので気を付けましょう)
クリーニング後は必ず異常が無いか試運転をして確認した方が良いでしょう。
また、クリーニング後どのくらい使用し、使用後何分くらい経ってから
どのような臭いをしたかなど、詳細を伝えておくと臭いの原因を特定しやすくなります。
別の業者に事情を話して依頼する
同じ事業者に頼むのがためらわれる場合は、費用はかかりますが別の事業者に依頼することでためらわずに依頼することができます。
このとき、事業者選びは慎重に行いましょう。
事業者を選ぶ際は以下の4つのポイントを重視する事でトラブルを回避できます。
・分解洗浄をしてくれるか確認
前項で記載した通り、エアコン内部のドレンパンは
掃除しにくいため分解して掃除してくれない事業者もいます。
そのため、事業者を選ぶときに分解洗浄してくれるか依頼前にしっかり確かめましょう。
・料金や作業内容が明確に記載されているか確認
予約前に料金や作業内容を確認しましょう。
料金や作業内容をきちんと把握した上で作業当日を迎えられるのは安心ですよね。
一方、料金や作業内容を明確に記載していないと、
作業当日に駐車場代などの追加料金を請求されるケースもあります。
事前に聞いていない状態で余計な出費をしない為にも、前もって確認しておきましょう。
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・損害賠償保険に加入しているか確認
事業者が損害賠償保険に加入していると、エアコンクリーニングの作業中や作業後に
物を壊してしまったなどのトラブルが起こった場合でも、
事業者が損害額を負担してくれるので万が一のときも安心です。
逆に、保険に入っていない業者に依頼してしまうと業者が物を壊してしまった場合でも、
責任転嫁され負担はしないというケースもあるので必ずチェックしましょう。
・事業者の人柄や口コミを確認
事業者の顔写真がわかると、事業者の「人柄」を伺えます。
エアコンクリーニングは、事業者が家に入って作業するので
事業者の人柄がわかると安心できますよね。
また、実際に利用した人からの口コミ
は作業当日のイメージが湧きやすくなり、参考になります。
同じような事例で困っていた方の口コミもとても参考になります。
しかし、中には好意的な口コミだけ、またはその逆で低評価が多い
口コミだけという極端な業者も存在するでしょう。
そういったサイトには少なからず自演をしたり他社を陥れるためにサクラを使ったりしている場合もあります。
なので、どちらか一方的な口コミばかりの業者は依頼しない方が無難です。
エアコンの臭いを防ぐためには、日々の予防が不可欠です。
予防法は4つあるので見ていきましょう。
●使い始めは窓を開ける
エアコンを使い始めるときには、使わない間に溜まったエアコン内部のホコリやカビが出てきます。
30分〜1時間ほど窓を開けてエアコンを運転することで、
エアコンから排出されたホコリやカビを部屋の外に排出します。
窓を開けてエアコンを運転させると電気代が気になるところですが、
1シーズンに1回・30分〜1時間で臭いを予防できます。
●冷房運転後は、送風機能を使う
冷房運転後は、エアコン内部が濡れています。
カビは湿気が多い状態で発生しやすいので、
1時間ほど「送風運転」を行いエアコン内部の水分をとりましょう。
内部クリーン機能がある場合は、内部クリーンを運転させることで同様に予防できます。
●使わない時期に送風機能を使う
春や秋など、エアコンを使わない時期に部屋の湿度で
エアコン内部にカビが発生することがあります。
カビ防止として、掃除のついでに一度送風運転を行いましょう。
●こまめに掃除する
エアコンを使う夏や冬は2週間に一度、
使用頻度が少ない時期でも1〜2ヶ月に一度、エアコンを掃除しましょう。
自分でできるエアコン掃除の範囲は、外側とフィルターです。
自動お掃除機能がある場合は、ダストボックスの掃除をしましょう。
エアコンは年中使う人もいれば、暑い時期寒い時期だけを
集中的に使う人もいて、エアコンの使い方は多種多様です。
ですがエアコンを使う人全員に共通して言えることは、エアコンクリーニングをできる限りやっておく事。
エアコンクリーニングをしておけば、常時綺麗な空間を維持でき快適な暮らしができます。
しかし、今回の記事のように、エアコンクリーニングをした後なのにカビ臭いにおいがする!
となった場合は無理をせず業者を頼りにして問題を解決しましょう。
もちろん、自分で解決できる人は自分で解決して次に活かすこともできるでしょう。
エアコンクリーニングをしたばかりの人で不安に思っている方は、
一度業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
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