近年話題になっている生前整理。
聞いたことはあるけれど何をすればいいのかわからない……、という方も多いのではないでしょうか。
今回は生前整理をスムーズに進める方法についてご紹介します。
目次
・生前整理って何をするの?
・生前整理はなぜ必要?
・生前整理の進め方は?何をすればいいの?
・生前整理のメリット・デメリットは?
・生前整理はいつからすればいい?
・生前整理は業者に頼むべき?
・まとめ
生前整理って何をするの?
生前整理とは、自分の生きているうちに身の回りの持ち物や財産(金銭・土地・建物など)を整理することです。
遺族が行う遺品整理と違い自分自身で必要なものを残す作業ができるので、ご家族の負担も減らすことができます。
整理する物品には形として残らないPCデータやSNSのパスワード等も含まれます。
近年では生前整理の際に定額サービスの解約をされる方もいます。
生前整理はなぜ必要?
生前整理はなぜ必要なのでしょうか。
理由を主に3つに分けて解説していきます。
①家族への負担を軽くするため
生前に必要なものと不要なものを分けることで、残された家族が整理をするときの負担が少なくなります。
資産相続についても生前に決めておき、必要な手続きや書類作成で混乱することを避けましょう。
②老後の人生計画を立てやすくするため
持ち物の整理をすることで、老後の過ごし方について考えるきっかけになります。
必要なものと不要なものを仕分ける際に今までの人生について振り返ることもできます。
自分自身と向き合う貴重な時間ですので、しっかりと時間を取って生前整理を行うのがいいでしょう。
③トラブルを回避するため
生前に財産を分けておくことで、親族間でのトラブルを回避することができます。
生前整理のタイミングで遺言書を作成する方もいます。
遺言書では、財産をだれに・何を・どれくらい相続させるかを明記します。
弁護士に依頼し正式な遺言書を作っておくことで、生前の意思をはっきりと親族に伝えることができます。
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遺品整理にかかる費用は?自分でできる費用の抑え方や遺品整理業者の選び方をご紹介!
実家の片づけにかかる費用はいくらになるのか?業者に依頼した場合もあわせて解説します!
生前整理の進め方は?何をすればいいの?
生前整理では具体的にどんなことをするのか解説していきます。
一般的に行うのは以下のことです。
・必要なものを残す
必要なものと不要なものを分ける作業をします。
不用品は自身で処分できる範囲で行いましょう。
誰かに譲る・売る・回収業者に片付けを依頼するのもいいかもしれません。
物が減ることで必要なものが何なのか、それは相続の必要があるものなのかを整理する機会にもなります。
・財産目録を作る
財産目録とは、自身の資産を一覧にしたものです。
具体的には以下のものを記載します。
・現金(預貯金)
・不動産
・骨董品
・株式
・生命保険
また、借金がある場合も記載が必要です。
財産がどれだけあるのかを調べるのには時間がかかるため、あらかじめ目録を作っておくと家族の負担が少なくなります。
目録を作ったら弁護士や税理士などの専門家に相談してみてもよいでしょう。
・遺言書を作る
財産や必要なものを整理したら遺言書を作成しましょう。
遺言書は法的効力を持つため、法で定められた相続人以外に財産を引き継ぎたい場合や特定の財産を特定の人に遺したい場合は、生前から遺言書として意思を示しておく必要があります。
遺産相続で親族間のトラブルが起こらないよう、弁護士や司法書士に依頼して正式な遺言書を作るようにしましょう。
【関連リンク】
遺言とは? 遺言書の種類と選び方 自筆証書遺言と公正証書遺言の違いを解説 (外部リンク)
生前整理をするメリット・デメリットは?
メリット
必要なものや残しておきたいものを決めておくことで遺品整理がしやすくなり、家族の負担が軽減します。
財産の整理をしておくことで親族間での相続トラブルを回避することもできます。
デメリット
労力と時間、そして費用がかかります。
特に不用品の処分は体力を使いますし、回収してもらうための費用もかかります。
必要な場合は不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収の費用や安く回収してもらうコツについては別のページでもご紹介していますので、ぜひ関連リンクからご覧ください。
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お部屋の片づけ業者は何をしてくれるの?依頼方法や料金相場、メリットを解説します♪
不用品回収の費用相場と安く抑えるコツを徹底調査!不用品別にどこが回収してくれるのかも解説します!
生前整理はいつからすればいい?
生前整理はいつからでも行ってよいと言われています。
いつ起こるかわからない事態に備え、20代、30代から生前整理を行う方もいます。
一般的なタイミングとしては、
子供が独立したとき
70歳になったとき
と言われています。
こうした人生の節目に自身を振り返り身の回りの整理をする機会を作ることで、老後に向けて人生設計をしやすくなります。
いつ生前整理をすればいいのか迷ったときは、人生の節目というところを起点に考えてみるのもよいかもしれません。
生前整理は業者に頼むべき?
生前整理を行うときは業者や専門家に依頼した方がよいとされています。
なぜかというと、生前整理には不用品の処分や遺言状の作成等はプロに任せた方が失敗が少なく、労力も少なく済むからです。
例えば不用品の処分や居室の整理は清掃業者、遺言状の作成は弁護士などに依頼するのが一般的です。
持ち物の片付けや清掃については自分で行える範囲で済ませておくと業者に依頼する際の費用が軽減されます。
詳しく解説している記事は関連リンクからご覧ください。
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まとめ
今回は生前整理の進め方について解説しました。
「終活」という言葉が定着しつつある昨今、生前整理をしたいと考える方も多いでしょう。
家族の力を借りたり業者をうまく使ったりして、スムーズに生前整理を進めましょう。
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