「ゴミ屋敷清掃業者はたくさんあるけどどこがいいの?」
「ゴミ屋敷清掃業者の料金相場はどれぐらい?」
など、ゴミ屋敷の掃除・片付けを業者に依頼するときふと疑問に思う方もいるでしょう。
ゴミ屋敷清掃業者を選ぶときには、注意しておかないと後々高額な料金を請求されることがあるので気を付けましょう。
残念ながら、優良な業者だけではなく、悪質な業者がいる事もまた事実です。
ここでは、ゴミ屋敷清掃業者はどんな作業をするのかをはじめ、料金相場(事例あり)や選び方の注意点を紹介しています。
●ゴミ屋敷すぎて自分の手に負えない…
●近所にバレないように掃除・片付けたい…
●実家の遺品整理も兼ねて依頼したい…
上記のどれかに当てはまる方もそうでない方も、ぜひ参考にしてください♪
ゴミ屋敷清掃業者って何?どんな作業内容なの?
ゴミ屋敷の清掃業者は、ハウスクリーニングや不用品回収などの業者と何が違うの?と気になりますよね。
ゴミ屋敷清掃業者の主な作業内容は、単にゴミ回収だけではありません。
●養生
●ゴミなどの不用品回収
●必要なものと不要なものの仕分け
●危険物・産業廃棄物などの回収
●作業場所の簡易清掃
●2tトラック以上の積み込み
上記の6つが主な作業内容となっています。
また、不要品を買い取りしてくれる業者もあり、買い取り価格を運搬などの作業料金から差し引いてくれる場合があります。
ゴミ屋敷清掃業者によって細かい作業内容が異なるので、希望のサービスを比較して選びましょう。
ゴミ屋敷清掃業者の料金相場
ゴミ屋敷清掃の料金相場は3万円~60万円程度になります。
部屋の広さ別に料金相場と作業時間を下記表にまとめました。
(必ずこの料金内に収まるというわけではないので、注意しましょう)
部屋の広さ | 作業人数 | 料金相場 | 作業時間 |
1R・1K | 1~2名 | 30,000~80,000円 | 1~3時間 |
1DK・2K | 2~3名 | 50,000~120,000円 | 2~4時間 |
1LDK・2DK・3K | 2~4名 | 70,000~250,000円 | 2~6時間 |
2LDK・3DK・4K | 3~7名 | 120,000~400,000円 | 3~10時間 |
3LDK・4DK | 4~8名 | 170,000~500,000円 | 5~12時間 |
4LDK~ | 4~10名 | 210,000~600,000円 | 6~15時間 |
基本的にゴミ屋敷清掃業者の料金は、マンションや戸建てなどの物件の種類よりも部屋の広さで設定されていることがほとんどです。
しかし、部屋の広さだけでなくゴミの溜まっている高さや量、作業にあたる人数・時間で料金が異なるので注意してください。
また、料金が高くなってしまう理由はほかにもあり、エレベーターの有無、近隣にトラックを停車できない場合や、ハウスクリーニングが必要になる場合も料金が変わることがあるので、しっかり見積もり時に確認しておきたいですね。
実際にあった料金の事例
ゴミ屋敷になった家の清掃・片付け
物件:一軒家
作業時間:6時間
作業人数:7人
料金:60万円(税抜)
ゴミの分別をしながらの清掃を実施し、2トントラック2台分の量の片付けでした。
部屋に積まれたゴミの清掃・片付け
物件:マンション1LDK
作業時間:2時間
作業人数:3人
料金:15万円(税抜)
ゴミの分別をしつつ、ハイエース1台分の量を清掃・片付けでした。
※どちらも一例にしかすぎないので、参考程度に留めておきましょう。
【お金がない人必見!!】ゴミ屋敷清掃業者の費用を安く抑えるポイント
ゴミ屋敷清掃業者の料金は1Rを除き大体10万円以上の費用が必要になります。
しかし中には、「お金がない…」という方もいらっしゃると思います。
残念ながら無料でゴミ屋敷を清掃・片付けてくれる業者はいません!
(自分でやる場合にも、ゴミ収集の費用等が必要なため、まったくの無料で掃除をするということは不可能に近いです。)
そこでここからは、費用を少しでも安くしたい、という方のために、ゴミ屋敷清掃業者の費用を抑えるコツを紹介します。
ゴミが多ければ多いほど人件費や時間がかかり、その分料金も高くなるのでそこに注意しておきましょう。
●できる限り自分で片付けておく
ゴミ屋敷清掃業者に依頼する前(訪問見積もり前)に、自分でできるだけ掃除・片付けるなどしておきましょう。
とはいえ、自分でやる時間がない、片付けられないがためにゴミ屋敷を放置しているという方も居ると思うので、片付けのコツを簡単にご説明します。
まずは、ゴミ出し日を確認しスケジュールを作成して少しずつ計画的に捨てていきましょう。
ゴミ出し日のときだけ3時間頑張って片付ける、というのも無理がなくておすすめです。
玄関から主に使っている部屋までの動線を作るために、玄関から徐々に片付けていきます。
食べかすやペットボトルなど明らかにゴミだというものを先に片付けていくのがポイントです。
いるものといらないものを直感的に分け、迷うものは”何年も使ってないものはこれからも使わないので捨てる”、”時々出したり使ったりするものは置いておく”という事を心がけましょう。
どれがゴミか分かりやすくしておくだけでもゴミ屋敷清掃業者の手間を省けるので、時間短縮や人員削除につながり作業料金が安くなる可能性があります。
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●買取できそうな物はまとめておく
ゴミ屋敷清掃業者の中には、買取を行うところもあります。
●宝石・貴金属
●カメラやレンズ
●オーディオ機器や楽器、家具や電化製品
●絵画など芸術品や骨董品
●プレミア品(酒・漫画・記念品・レコードなど)
●コレクターが存在する物(切手・サインボール・キャラクター・フィギュア・芸能人の限定公式グッズなど)
上記のものは見た目だけでもキレイに整えておくといいです。
箱や保証書、説明書があるとさらに高く買取額がつくことがあります。
ただあまりに状態がひどいと買取ではなく不用品扱いになりますので、買取してもらそうな物があるときは先に買取専門業者に査定依頼をするのがいいですね。
●2~3社程度から見積もりをとる
ゴミ屋敷清掃業者に限らず、どんな業者に依頼する際も1社だけに見積もりを依頼するとその金額が適正なのかの判断がつきません。
後になってから高額料金を請求されることも中にはあるそうです。
そのため、見積もりをとる際は複数社から相見積もりをとり、料金や作業内容、口コミなどを比べましょう。
見積もり後は、追加料金が発生するかしないかなどの確認は必要です。
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ゴミ屋敷清掃業者の選び方・注意点
ゴミ屋敷清掃業者の中には悪質な業者もいるので、これからご紹介する選び方や注意点などをしっかり頭に入れておいてくださいね。
●訪問見積もり(現地調査)がある業者を選ぶ
ゴミ屋敷清掃業者を選ぶ際には、必ず訪問見積もり(現地調査)がある業者にしましょう!
実際の部屋の状況を見ずに見積もりを出す業者は、当日や作業後に追加料金を上乗せする可能性が高いです。
こうしたゴミ屋敷清掃業者の料金トラブルは多いため、訪問見積もり(現地調査)をしてもらった後に見積もりを出してくれるところが望ましいですね。
また見積もり提示時に、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておきましょう。
●料金体系が明瞭な業者を選ぶ
ゴミ屋敷清掃業者の候補を選定する時には、料金も1つの目安になります。
清掃業者に依頼する事を検討している方は、ゴミ屋敷清掃業者のホームページ等の料金表を参考にして明瞭であるかどうか確認しましょう。
間取りなどの部屋の広さ別の料金に加え、ゴミの量、交通費や出張費、駐車場料金などが明確に記載されているゴミ屋敷清掃業者は安心できますね。
”業界最安値○○円~”など極端に安すぎる場合や細かい料金設定がされていない場合は、当日に清掃が終了してから高額な請求をしてくることもあるので注意が必要です。
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●必要な資格等を持つ業者か
ゴミ屋敷清掃業者はたくさんあるのですが、なかでも資格を保持している業者だと信頼度が高まりますよね。
その名も『ゴミ屋敷清掃士』という、ゴミ屋敷を清掃するプロとしての育成や業界全体の健全化を目指すために設立された、ゴミ屋敷清掃士認定協会が認定する資格です。
ゴミ屋敷専門の資格を持っているということは、プロとしての知識・技術があるということなので、通常の清掃業者よりも質の高いサービスが受けられます。
また、一般廃棄物収集運搬業許可を取得しているかも判断基準のひとつです。ただし、一般廃棄物収集運搬業許可は新規取得が難しいため、許可証を保有していない業者も多いようです。
この場合、一般廃棄物収集運搬業許可を持つ業者と提携等をしているかを確認しておきましょう。
●口コミ・評判を調べる
ゴミ屋敷清掃業者のなかには、ゴミを捨てるだけの悪質業者もいます。
これは捨てないでと依頼しているにもかかわらず、すべて捨ててキレイに見せている業者も中には存在しています。
また、当日になって見積もりよりも多い金額を上乗せしてくるなど悪質なパターンもあるので、事前に口コミを調べて実際に利用した人の声を参考にしましょう。
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