風呂釜ってなに？？放置するとどうなる？？
お風呂の浴槽は皆さん定期的に掃除していると思いますが、風呂釜はどうでしょうか？
風呂釜とはお水を浴槽に（排水用の穴とは別に）付いている穴から通して配管内で温めて再びお湯に戻す機械のことです。
排水用の穴しかない浴槽には風呂釜の洗浄は必要ありません。
浴槽を綺麗にしても風呂釜の配管内に汚れが溜まっていると、そこからすぐに菌が増殖してしまいます。
清潔なお風呂を維持するためには、風呂釜の洗浄は欠かせません。
そこで今回は風呂釜の洗浄についてのやり方についてご紹介します。
風呂釜のタイプ
風呂釜には１つ穴タイプと2つ穴タイプと２種類のタイプがあります。
タイプにあった洗浄をする必要があるので、まずはじめにお家の風呂釜のタイプを確認しましょう。
《1つ穴タイプ》
浴槽に穴（循環フィルター）が１つだけ付いてるのが1つ穴タイプです。
そこから循環ポンプで配管に水を通しお湯にして戻します。
水流が強く汚れが溜まりにくいのが特徴です。
最近のお風呂はほとんどがこのタイプです。
《２つ穴タイプ》
浴槽に穴（フィルター）が２つ付いているのが2つ穴タイプです。
水の性質（冷たい水は下に溜まりやすく温かいお湯は上に溜まりやすい）を利用して下の穴から水が入り、配管内で温まると上の穴から出ていきます。
循環ポンプを使っている1つ穴タイプと比べると配管を通る水流が弱く汚れが溜まりやすくなります。
風呂釜の洗浄方法
風呂釜のタイプが確認できたら、それにあった洗浄をします。
どちらのタイプでも使用するのは風呂釜用の洗剤、もしくは粉末タイプの 酸素系漂白剤です。
風呂釜用洗剤は1つ穴用と2つ穴用、どちらにも使えるものもあるので購入時に注意してください。
あと、作業中はゴム手袋も着用しましょう。
《1つ穴タイプの洗浄方法》
①風呂釜の穴（循環フィルター）より５cmから１０cmくらい上の量になるまで浴槽に水を溜める。
洗剤によっては残り湯でできる場合がありますが追い焚き機能を使って洗浄するので必ず冷めた残り湯を使ってください。
また入浴剤などを使った残り湯も入浴剤の成分によって洗剤の洗浄力が落ちるため使用しないでおきましょう。
②風呂釜の循環フィルターを外し、風呂釜用の洗剤か酸素系漂白剤を浴槽に溜めた水の中に溶かし、高温で追い焚きして約2時間ほど放置します。
③時間が経ったらお湯を抜き、洗浄した配管内をすすぐためにもう一度水を溜めて追い焚きします。
配管内のすすぎが終わったら、お湯を抜き循環フィルターの掃除をして完了です。
《２つ穴タイプの洗浄方法》
汚れてもいい使い古したタオルなどと、お湯を沸かせるやかんか電気ケトル用意します。
①まず２つの穴についているフィルターを外します。
そうしたら下の穴をタオルなどで塞ぎ、上の穴から風呂釜用の洗剤か酸素系漂白剤を入れる。
②上の穴に洗剤を入れたらお湯を注ぎましょう、お湯の温度は４０℃から５０℃くらいです。
お湯を入れたら１〜２時間ほど放置します。
③時間が経ったら下の穴のタオルを外して、シャワーで上下の穴を洗います。
その際にはホースなどで配管内をしっかり水で流せるとより良いです。
しっかり洗えたら、フィルターの掃除をして完了です。
お家の風呂釜のタイプに合った洗浄方法で洗浄をしていきましょう。
風呂釜の洗浄をする頻度
入浴するときに使う追い焚き機能によって、風呂釜の配管内には水垢や皮脂汚れが徐々に付着していきます。
そのため毎日気持ちよく入浴するためには、定期的な風呂釜の洗浄がとても大切なことになります。
汚れの溜まりやすさも風呂釜のタイプによって異なります。
掃除する頻度もそれに合わせてやりましょう。
１つ穴タイプは３ヵ月に１回くらいの頻度、１つ穴タイプと比べて汚れが溜まりやすい２つ穴タイプは１ヵ月に１回くらいの頻度で掃除するのがおすすめです。
まとめ
普段見えない部分で忘れがちな風呂釜ですが、洗浄を怠ると不衛生で様々な菌の温床になってしまいます。
もし長期間風呂釜を放置していたり、繰り返し掃除をしても汚れが落ちないといった場合は一度プロに任せてみてはいかがでしょうか？
専用の洗剤と機械で徹底的に洗浄し綺麗にしてもらえますよ。
今回の記事では風呂釜の洗浄方法についてご紹介させてもらいました。
清潔なお風呂で毎日リフレッシュできるように是非チャレンジしてみてください。
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